幸せって何ですか
Q.お早うございます。今日はどんなお話を聞かせて戴けるのですか。
A. 唐突ですが、谷口さんは今、幸せですか。
Q. 急に聞かれても困ってしまいますが、まずまずかなーと思います。
A. 今日はどうしたら幸せな気持ちになれるかを考えてみます。
幸せになるための条件はなんだと思いますか。
Q. やっぱりお金が沢山あることかな?
A. そうですね。多すぎても少なすぎても問題が生じますが、やはりお金とか物が沢山ある方が幸せという人は多いでしょうね。
但し、一つだけ加えますと、一億円もっている時と100万円持っている時とでは同じ一万円をもらってもうれしさが違います。
つまり、お金は余り沢山あってもだんだん感激が薄れていくという事実です。
お金以外に何がありますか。
Q. そうですね、やはり健康かな。病気をすれば幸せとは思いにくいです。
A. 健康も大事な条件ですね。
あまり質問ばかりしてもいけませんので、私が例を挙げますと、例えば良好な人間関係があれば相当幸せな気持ちになれます。
Q. 夫婦喧嘩をしたり、職場の人間関係が悪ければ気分が悪いものですね。
A. また、自分の自由になる時間が多ければ気持ちがゆったりとしてより幸せな気持ちになれます。
Q. いくらお金があっても働くばかりの人生では楽しむ時がないということですか。
A. 更に私の場合ですと、働いていますので、1日24時間の内、三分の一は仕事に費やします。
仕事がうまくいっている時とそうでない時とでは気持ちに相当影響があります。
Q. 私もそう思います。
A. 人によってはこれ以外に趣味とか、権力とか社会福祉とかに関心が強く、これらがうまくいくと幸せな気持ちになる方もおられます。
しかし、どの要素を重要視するかは人によって異なるため、これを価値観が異なるといいます。
Q. なるほど、先生はどの要素を重視されますか。
A. 私はバランスのとれた価値観を持ちたいと思います。
働く時間が多ければより多くのお金を手にすることができますが、その分、自分の自由になる時間が減り、健康を害し、場合によると家族関係にまで影響することがあります。
このバランスをうまく取ることが幸せになる為の条件だと思っています。
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