生命保険の使い方
Q. お早うございます。今日はどんなお話を聞かせてもらえるのですか。
A. 今日のテーマは生命保険の使い方です。谷口さんは生命保険に入っていますか。
Q. 少しだけ入っています。
A. 生命保険に入る理由ですが、保険には三つの機能があります。それは
- ① 万が一の保障になること
- ② 蓄えること
- ③ 税制上のメリットがあること
これらの機能を考えて幾らはいるかを決める必要があります。
Q. 保障を目的とする場合はどれくらいの額の保険に入ればよいのですか。
A. 残された方の生活保障として幾ら必要かを計算する必要があります。
Q. 蓄えを目的とする場合はどうですか。
A. 現時点における生命保険は、会社にもよりますが、約2%の予定利率でそこから諸経費を控除しますから、他の金融商品の利回りとの比較で決定されるべきでしょう。
Q. 税制上のメリットとはどのようなものですか。
A. 国は生命保険に税制上のメリットを多数与えています。
所得税法上は生命保険料の所得控除が一般的です。法人税法上は所得の課税繰り延べ制度が中心です。
相続税法上は相続・贈与時の財産評価の軽減や法定相続人一人当り500万円の生命保険金控除が中心です。
今後この番組で幾つか具体的な例を紹介したいと考えています。
Q. 今、仮に生命保険に入る時のポイントは何でしょう。
A. 保険という商品は長期間に亘り支払いつづける為、結構高額な商品になります。
多分、一生の買い物中、不動産に次ぐぐらいの金額になることもあります。そのようなものですから、
- ① 保険会社が倒産しないこと
- ② 予定利率が高いこと
- ③ ご自分にあった保障内容であること
が大切です。
保険の違いを理解することは難しいですから、独立系の保険のコンサルタントに相談されることも一法でしょう。
音声でもお楽しみいただけます。生命保険の使い方