「ラブホテルの採算性」  株式会社マース・タックスコンサルティング


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ラブホテルの採算性

Q. 今日はどのようなお話を聞かせていただけるのですか。

A.  ラブホテルの採算性というお話をさせてもらいます。
最近、東京の歌舞伎町で約200坪の土地が売りに出されました。
ある方が、仮にその土地にラブホテルを作ればどれくらい儲かるかを試算したところ、採算が良いので自分で資金調達をして経営されることを決められました。


Q. 資金的にはどれくらい必要なのですか。

A.  土地が手数料等込みで約11億円です。
さらに建物と設備が約16億円で合計約27億円です。


Q. 売上はどれくらいあるのですか。

A.  200坪の土地で何室くらい作るかという問題があります。
広さとか間取り、稼働率という問題を考えると80室くらいが適当と思われます。
月当たり一部屋の売上はその近隣ホテル収入からして105万円から130万円ですが、ここでは堅い目に110万円という数字を用います。
そうしますと、1ケ月で8,800万円12ヶ月で約10億5千万円と計算されます。


Q. 費用はどれくらいかかるのですか。

A.  シーツの洗濯代や店長・マネージャー・パートの人件費や修繕費などを積み上げ計算して諸経費が年約3億7千万円、減価償却が年約7千万円、資金調達コストとして全額借入して金利を5%とすると利息の支払いが年1億3千5百万円、合計年5億七千5百万円です。
それ以外に税金がかかりますが、税引前利益約4億8千万円に対し法人税率を42%とすると税額が約2億円になります。
従って、税引き後で約2億8千万円残るということになります。
最も、資金的には減価償却部分は現金が手元に残りますから、毎年約3億5千万円の現金が手元に残ります。
そうしますと27億円の借入は7、8年間で全額返済できるという結論になります。


Q. 全額自己資金で調達すればどれ位の投資利回りになるのですか。

A.  先ほどの計算中、金利を除きますと税引き後利益が3億5千万円強となりますので投下資本利益率は約13%となります。
これらの数字は低めの売上を用いていますが、建築当初は一部屋月売上が130万円程度を見込め、この場合は4億3千万円の税引後利益が見込まれるため、利益率は約16%となります。どうです。一度投資してみたいと思いませんか。


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